日本人に特化!バーバリーブラックレーベルの歴史

バーバリーブラックレーベルは、1998年に日本のアパレル企業である三陽商会が立ち上げた日本独自のバーバリーブランドです。そもそも、本家のバーバリーは、イギリスを代表する老舗ハイブランド。1856年にトーマス・バーバリーが設立したことで、バーバリーの歴史はスタートしています。バーバリーブラックレーベルは、英バーバリーと正式にライセンス契約を結んだことにより、日本向けに作られたバーバリーの派生ラインです。日本人体型に合わせたサイズ感、日本のトレンドを意識した作られたデザインなど、全てが日本人の好みに合うように製作されています。そのため、日本では、ブラックレーベルの方が親近感があるという方も多いです。
バーバリーブラックレーベルが誕生するまで
バーバリーブラックレーベルが誕生する前まで、バーバリーは高級志向の紳士向け、というイメージでした。アダルトなイメージで、若い世代はあまり手に取る機会の少ないブランド、というイメージでした。そんなイメージを払拭したのが、三陽商会から立ち上げられたバーバリーブラックレーベルと、レディースラインのブルーレーベルです。ブルーレーベルは、ブラックレーベルよりも少し前に立ち上げられている三陽商会のバーバリーレディースラインのことです。ブルーレーベルは若い世代の女性達に大ヒットします。その勢いそのままに、ブラックレーベルは若い世代の男性達に大ヒットしています。
バーバリーブラックレーベルの歴史・初期
バーバリーブラックレーベルは1998年に誕生しています。英バーバリーのハイエンドなブリティッシュテイストを継承しながら、ブラックレーベル流に仕上げられたデザインで人気を博し、ブランド設立初期の頃から大ヒットします。ターゲット層を25歳〜35歳くらいとしたことで、従来の英バーバリーよりも顧客層が若返り、支持層の幅が広がったことも、ヒットに繋がった理由です。もちろん、英バーバリーよりも価格がおさえめになっていることも理由の1つに含まれています。
バーバリーブラックレーベルの歴史・中期
初期の頃のバーバリーブラックレーベルは、20代・30代を中心に人気に火がついた印象でしたが、中期の頃になると、元々英バーバリーのファンだったという方々をはじめ、スタイルにこだわる本格志向の大人世代の方へと支持が広がります。ブラックレーベルのシャープなシルエットは、日本人の体型にフィットして、スタイリッシュなビジネススタイルになるため、ビジネススーツやトレンチコートなどの人気が集中します。中期の頃になると、バーバリーはトラッドでスタイリッシュ、というイメージが定着して、年齢層問わず誰もが憧れるブランドという地位を確立しています。
バーバリーブラックレーベルの歴史・後期〜今後
ブラックレーベルは、現在でも安定した人気を誇っています。ファッションにこだわりを持った日本の男性達から、とても信頼されている人気ブランドです。定番人気アイテムのトレンチコート、ビジネススーツ、チェック柄マフラーをはじめ、様々なヒットアイテムを生み出しています。ただ、英バーバリーと三陽商会とのライセンス契約が2015年6月で終了してしまうため、バーバリーブラックレーベルとして展開されるのは、2015年の春夏コレクションまでとなっています。人気絶頂の中展開が終了してしまうため、ブラックレーベルをこよなく愛する顧客達は、展開が終了してしまう前にと駆け込みで大量に購入している方もたくさんいらっしゃいます。今後は、完全になくなるのではなく、バーバリーの名を外してブラックレーベルというサブブランドとして展開は続きます。






