ビジネスの鬼だからこそ、知っておきたい
アレンジの仕方 No.1
これからの季節、ビジネスシーンでの着こなしでは、首回りにも、心配りを忘れないでほしいもの。
防寒のためという機能面も重要だが、冬ならではの重量感を出すためにも、
ストールは、かなり活躍を期待できる小物の一つ。
着こなし全体にアクセントを添える大事なアイテムだから、巻き方にも、あなたのセンスを十分に発揮して!
STYLE1
颯爽として、しかもインテリジェンスが漂う
ループクロス
「ワンループ」と呼ばれることもある。
マフラーを二つに折って、輪になっている部分に、もう一方の端をいれるだけのいたって簡単な巻き方。
長さも短く、動きやすくて、あなたの軽快な仕事ぶりさえ演出してくれる。襟もとのVゾーンに、短くてコンパクトにまとまり、しかもボリューム感もあり、多彩なデザイン性を発揮してくれる。
巻き方
まず、ストールを横半分に折り、適度な幅を作る。 折り目をきちんとつけた方が、あとでシャープに決まる。次に、縦半分に折る。
縦半分に折った両端を握ったまま、首にかける。この時、ストールの形が崩れないようにしよう。そして、右側にできている輪に、左側の端を入れる。次に、縦半分に折る。
鏡を見ながら、左側のストールを引っ張り、形を ほどよく整える。引っ張り過ぎずに、適度なゆとりを持たせて。きつくしめ過ぎると、見た目が「ださっ!」となるので要注意。次に、縦半分に折る。
STYLE2
巻き方は、いたって簡単。でも、いい味出ている。
2重巻き
巻き方はいたって簡単、しかし、なかなかの雰囲気を出してくれる。
スーツスタイルで、この巻き方をやってみよう。Vゾーンの胸元に冷気が入ってくれるのを防いでくれるし、見た目も程よいボリューム感があって、GOOD!幾重にも重なったボリューム感が、あなたの知的で、深みのあるパーソナリティまで、演出してくれる。
チャコールグレーのピンストライプのスーツは、ビジネスマンの定番スタイル。シャープなスーツの柄に、ブラウン地にチェック柄という優しいテイストのストールをあしらって、色や柄的にもバランスのとれたコーディネート、うーん、決まっているね。
ストールの裾をスーツの中に入れて、活動的な雰囲気に仕上げて見せて。仕事のできる男は、無駄なものは一切省くものだから、そうした心配りも忘れないでね。
巻き方
まず、ストールの幅を元の幅の半分から3分の1ぐらいに 調節して折ろう。自分の利き手側を長めにして、首にかける。 鏡を見て調節するといいね。
利き手側の端を握って、首の周りに1周させる。 このとき、ゆとりがあるように、ふんわりとした感じに巻くのがこつ。 両端の長さが均等になるように、調節しよう。 鏡を見てしよう。
ゆとりがあり、程よくボリューム感が出ているかを 鏡を見ながらチェックしよう。首元だけでなく、トップスとのバランスも考えて。 両端をクロスさせて、上着に収める。
STYLE3
さりげないアクセントを添えた
一重掛け
重ね着が多く、コートを羽織りたいときには、こんなストールのかけ方も、けっこう、いけている。もっとシンプルに装いたいとして、ストールを単にかけるだけという方法もある。でも、それだったら、映画に出てくるマフィアのボスみたいで、そばで見ていても、いささか恥ずかしい感じがする。
一重掛けだと、結び目で適度なボリューム感をアピールでき、ストール本来の色や素材感とのバランスがとれて、全体的にいろんな要素を組み合わせたデザイン性の高い物へとグレードアップしてくれている。
それに、ストールの巻き方は、両端を握って一回結ぶだけと、かなり簡単にできる。冬物に多いダークカラーの組み合わせにも、このストールのように赤のストライプが入っていると、さりげないアクセントになり、ビジネス時にも、気持ちを和らげてくれる。
巻き方
まず、ストールの幅を元の幅の半分から3分の1ぐらいに 調節して折ろう。自分の利き手側を長めにして、首にかける。 鏡を見て調節するといいね。
利き手側の端を握って、首の周りに1周させる。 このとき、ゆとりがあるように、ふんわりとした感じに巻くのがこつ。 両端の長さが均等になるように、調節しよう。 鏡を見てしよう。
ゆとりがあり、程よくボリューム感が出ているかを 鏡を見ながらチェックしよう。首元だけでなく、トップスとのバランスも考えて。 両端をクロスさせて、上着に収める。
STYLE4
さりげないけど、ものすごくおしゃれ
シンプルクロス
かちっと決まったスーツスタイルに、この巻き方をアレンジすれば、遊び心も加わり、ぐっと洗練された印象に仕上がる。冷気の侵入を防ぐことよりも、ちょっと粋で、おしゃれに決めたい時には、スーツやコートの上に、この巻き方がお勧め!
ライトグレーの2ボタンスーツに千鳥格子のベスト、とてもジェントルマンなスタイルに、このブラックウォッチのストールをかけてみて。クラシックで、上品なスタイルが、このストールの存在で、遊び心もあり華のある雰囲気へと昇華させてくれるから。
「シンプルクロス」は、クラシックなスタイルをさらに、グレードアップしてくれる絶品の巻き方。
巻き方
まず、ストールの幅を元の幅の半分から3分の1ぐらいに 調節して折ろう。自分の利き手側を長めにして、首にかける。 鏡を見て調節するといいね。
ゆとりがあり、程よくボリューム感が出ているかを 鏡を見ながらチェックしよう。首元だけでなく、トップスとのバランスも考えて。 両端をクロスさせて、上着に収める。
STYLE5
紳士には、よく似合う
ネクタイ巻き
重ね着したコートスタイルには、持ってこいの「ネクタイ巻き」。この巻き方はシンプルクロスをさらに、応用、発展させたパターンである。ストールを、プレーンノット結びするなんて、アイデアが心にくいね。
巻き方
ストールをクロスさせて、前側に端をもう一方のストールの下に潜らせる。その端を今度はクロス部分の前に持ってきて、輪を作る。この際、適度にボリュームを持たせることが大切。
【1】で握った端をクロスした部分の、右下から下側を通り、のど元へ持ってくる。
輪から出てきた端を、のど元のクロスした部分の輪の中へ通す。
ノットの部分の形を整える。形が整ったら、ノットの部分を首に向けてスライドさせる。前と後ろの垂らした部分をきれいに重ねて、スッキリと見せよう。
STYLE6
美的ポイントアップ
ダブルクロス
日本の韓流ブームを巻き起こすきっかけとなったドラマ、「冬ソナ」。その中でヨン様がしていた巻方がこの、「ダブルクロス」。ボリューム感もあり、何より、デザイン性もハイレベル。まるで、王子様のような気品を醸し出してくれる巻き方。
巻き方
首に一回巻いて写真のように、両端を前に垂らす。 両端の長さが均等になるようにそろえる。
片方の端を上から、のど元の輪の中に通す。その際、 交差部分の右側に、手を入れて、別の輪を作る。
【2】とは、反対の端を引っ張って、【2】で作った輪の中に 入れ込めるように長さを調節する。
【3】の端を【2】の輪の中に入れる。適度にボリューム感が出るように ストールの両端を引っ張る。両端の長さを同じにそろえたら、出来上がり。
STYLE7
いい男にピッタリなストールの巻き方
アスコットタイ風
胸をはってトラッドな着こなしを!
英国のネクタイのようなシルエットで、女性受けがよいストールの巻き方。男の風格をより強調させる結び方で寒い冬も暖かく過ごそう。
千鳥格子のストールをアスコットタイ風に巻くと、縦ラインが強調されてスリムな印象に。サラリと簡単に巻いて暖か効果も抜群。トップスとボトムを黒に合わせることで、よりストールの柄ができるビジネスマンの風格を醸し出している。インナーシャツは明るめの色でさわやかに決めて。
外さない定番スタイルならこの組み合わせ。手堅く決めたい時はこれで決まり!
巻き方
片方が、長くなるように首に掛ける。 短い方の端が、手首ぐらいにくるのが適切。 長い方が上に来るようにクロスさせる。
長い方の端をもう片方の下に潜らせて、首元から出す。
長い方の端を前側に垂らす。形がフラットになるように 整える。この上にコートを羽織れば、 ナイスなトラッドスタイルの出来上がり。
服装だけでなく、日や時間、場所によって巻き方を変えるなど、 気分転換するようにオシャレを楽しんで下さい。
周りの見る目だけでなく、自分自身の気持ちも変わるはずです!
また、ストールの巻き方(vol.1 vol.2)も載せていますので、そちらも是非チェックしてみて下さい!!
Special Thanks
メンズストール、マフラーの専門店DAZZLEさんにご協力頂きました。 秋冬のお洒落な着こなしや、巻き方が沢山掲載されています。
マフラー 巻き方
秋のストール・マフラーのコーディネート