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新生バーバリーに未知数の経営者

バーバリーにとって大きなニュースが飛び込んできた。今後のブランドにどう影響を与えていくのか、とても気になるニュースだ。
バーバリーの最高経営責任者(CEO)Angela Ahrendts(アンジェラ・アーレンズ)氏がアップルの新しい販売戦略部門の責任者に抜擢された。
彼女は2006年からバーバリーに加わり、売上高を約3倍に増やし、株価を4倍近くに押し上げるなど、ブランドの再活性化に貢献してきた人物である。
果たして、彼女には何が期待されているのだろうか?
それは、バーバリーとアップルの店舗数を比較すると見えてくるのではなかろうか。アメリカ国内にアップルは250店舗ほど店を構えるが、それに対してバーバリーは66店舗と少なめである。しかし、中国本土ではバーバリーの店舗の数の方が圧倒的に多い。アップルは中国全土で8店舗だが、バーバリーは上海だけで7店舗を展開していて北京にも6店舗の店がある。更には、大連にもハルピンにも杭州にも、それにウルムチにまで進出している。
そう、つまり彼女に期待されているのはアップルの中国を含むアジア進出への販売戦略の開拓である。
彼女はバーバリーでの素晴らしい実績を活かし、アジアでのアップルの存在感を高めることができるだろうか。
一方バーバリーの新たなCEOには、現チーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)のChristopher Bailey(クリストファー・ベイリー)氏を起用すると発表されている。彼は、現職であるCCOとの兼任になるようだ。これは大変異例なことである。
彼は、2001年にクリエイティブ・ディレクターに着任。コレクションライン「BURBERRY PRORSUM(バーバリー・プローサム )」を手掛け、2009年11月から当時新しく設けられたCCOを兼任。製品の設計・開発からマーケティング、店舗デザインなど幅広く担当してきた。
デザイナーとしての彼の実績は輝かしいが、経営者としての手腕は未知数である。
新生バーバリーに期待したい。
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参考元記事はこちら
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE99F00V20131016






