Check!こういう意味だったのか!? 覚えておきたいパーツ名称
ファッション誌を見ていると靴に関する専門用語がたくさん出てくる。
知ったかぶりをせず、ここでしっかり覚えるのが賢い選択。
スニーカーの場合
インソール
インソールとは靴の中に敷く足裏に接する部分の敷物のことを指す。インソール、または中敷きとも呼ばれている。
一般的に取り外しで後入れタイプのものを指すことが多い。
シュータン
スニーカーの足入れ部分から、シューレースを編んである部分の甲当てを指す。シューズを足にフィットさせるのに重要な役割を担っている。
もちろんこれがないスニーカーも存在する。
アッパー
スニーカーの足の甲を包む部分の呼称。キャンバスやレザー製のものがあるが、現在は人工皮革、合成素材のものが主流。
その理由として軽さ・強度・通気性などに優れることが挙げられる。
アウトソール
スニーカーの地面と接する靴底のこと。素材はゴムからレザーまで幅広い。このアウトソールにクッション性や防滑性などのテクノロジーが搭載しているスニーカーがほとんど。
ハトメ
シューレースを通す穴の金具のこと。別名シューレースホールとも呼ばれる。ハトメは「鳩目」と表記し、そのまま鳩の目に似ていることからこの名前が付いた。
ハトメが5〜6個2列あるのが一般的。
トゥ
つま先のこと。スニーカーではトゥキャップと言われるつま先を保護するラバーが配置されている。ラウンドトゥやスクエアトゥなどつま先の形を表現するときに使われることが多い。
レザーシューズの場合
ライニング
革靴の内側に施された裏張り。使用する革を指す場合もあるが、上質な革を採用しているものは足の出し入れがしやすく、履き心地もよいとされる。革靴では必ずこのライニングが施される。
羽根(レースステイ)
甲革の上部に左右に分かれた部分。これをヒモで結ぶことで靴の着脱が楽になる。外側に縫い付けてあるものを外羽根。内側から出ているものを内羽根と呼ぶ。
内羽根はフォーマルで用いられる。
アイレット
靴ヒモを通す穴のこと。羽根部分に穴が開いただけの簡易な作り。
チャッカブーツは2個2列、通常のオックスフォーフォシューズでは5個2列となる。
ヒール
足にかかる体重を支えるカカトの位置に付けられた台状の部分をヒールと呼ぶ。高さと厚さのあるヒールは地面に力が伝わりやすく歩きやすい。擦り減りやすい部分でもある。
コバ
エッジとも呼ばれる、靴の底の周辺に出ている端の部分。カカト部を含めた全周の縁が出ているものはダブル・エッジと呼ばれる。
その靴の製法やいい靴を見分ける目印にもなる。
表底
革靴の底のこと。革底(レザーソール)とゴム底(ラバーソール)があり、表底には主に革またはゴムが用いられる。革底は雨が浸透しやすい。
ヴァンプ
靴のつま先革を構成する部分の呼称。スニーカーと同じくアッパーとも言うが実は革靴の場合はヴァンプと呼ぶのが正しい。
Check!知っておくべき夏シューズ基本9型
知っているようで意外と知らないのが基本となる9つのシューズ基本形。
夏に必須なサンダル系やエスパドリーユなど覚えておくべきデザインが満載なので、
この機会にインプットしよう。
ローテクスニーカー
「ハイテク」に対して生まれた言葉で、ローテクノロジーの略。
キャンバスアッパーにクッション性の低いアウトソールなど文字通り、機能性が低いもの。
クラシックなデザインは汎用性が高く、様々にスタイルに対応。
レザーサンダル
夏のオフスタイルに重宝するサンダルのなかでもレザー素材で作られたモノ。
リラックスして過ごせる快適性とタウンユースにも使えるファッション性も兼ね備えた一足はレザーなので履きこむごとに味わいが増す。
ビーチサンダル
ビーチサンダルとは、水濡れに強いラバー素材などのサンダル型履物のこと。
通常は素足に着用する。日本においては鼻緒を有する草履型のものを指すことが多い。
現在ではビーチだけでなく、タウンユースとしても活用。
エスパドリーユ
甲がキャンバス地で底にジュート麻のロープとソールを付けたリゾートスタイルに用いるサンダル。
フランスとスペインにまたがるバスク地方が発祥。
元々は、靴底のソールを麻で編んだもので船員の作業靴だったとか。
スリッポン
スリッポンとはスリップ・オン・シューズの略称。
履きやすさをすべり込むという言葉で表したデザイン。
ヒモ結びや金具などを使わない基本構造で、甲部分は深く、安全性があって歩きやすいという機能性の高いデザインのひとつ。
ローファー
ローファーとは「loaf=ぶらぶらする」から転じて「怠け者」という意味を持つ。
ヒモがなく簡単に履ける靴なのでこの名前が付いたとか。実はカジュアルシューズに分類され、ビジネスなどのフォーマルな場で履くのは避けたい。
タッセルローファー
甲部分にタッセルと呼ばれる房飾りをつけたデザインのローファー。
こちらは通常のローファーと違いドレス度が高いので、ビジネスシューズとして使ってもOK。
もちろんカジュアルなシーンでも使える万能型のシューズ。
プレーントゥシューズ
名前の通り、つま先(トゥ)に飾りのないプレーンなシューズ。
靴の基本形といわれるデザインはシンプルなだけに、形や鳩目の位置などのバランスや革の良し悪しなど、作りの良否が表れるので奥が深いのも魅力。
オックスフォードシューズ
17世紀に英国のオックスフォードの学生が使用したのが名前の由来。19世紀になって、現在のようなヒモ付き短靴のことを指すようになった。
足のくるぶしより下でカットしたアイレット(ハトメ)が4〜5個あるデザイン。