バーバリーブルーレーベルの品質は?
バーバリーの名前がつくので、「BURBERRY BLUE LABEL」(バーバリー ブルーレーベル)は、あの英国王室誤用達の伝統的なブランド「バーバリー」のなかのレディスラインだと思う人もいるのですが、ちょっと違います。バーバリー ブルーレーベルは、バーバリー本社とライセンス契約をし、1996年に日本のアパレル企業である三陽商会が、若い女性向けのブランドとして展開を始めたものです。
バーバリー本社にデザインのチェックはしてもらうものの、日本人のブランドデザイナーが日本女性の体型や好みに合わせてデザインしたブランドなので、日本のみならず、近隣の韓国や中国などアジア圏の若い女性にも人気があります。その人気の秘密は、バーバリー社の伝統は大切にしながらも、若い女性の心を掴むようなキュートなディティールや、ちょっとした「カワイイ」こだわりなどのデザイン的な工夫が随所に施されていることにあります。
伝統に裏付けされた確かな品質と、高度な縫製技術
そして伝統とトレンドが上手に融合され、着ている女性を上品にどこかお嬢さんぽい雰囲気に演出してくれるのも、幅広い世代の女性に愛されている理由でしょう。でもバーバリー ブルーレーベルの魅力はそれだけではありません。なんと言っても伝統に裏付けされた確かな品質と、高度な縫製技術、ボタンやファスナーなどの付属パーツへのこだわりなど細部に渡り、高品質であることを大切に保ち続けているところです。
本家のバーバリーは、1856年に設立された会社で、当初、耐久性や防水性に優れた「ギャバジン」という素材を開発し、特許申請し製造権を独占したことで一躍会社が成長することとなりました。その後、質実剛健なコートを製造、第一次世界大戦の頃には、それを改造しトレンチコートとして製造。英国の陸海軍に採用され50万着以上製造しました。
158年大切に守り続けて来た伝統
その後も冒険家や探検隊、パイロット用など品質を重視しなければならない機能ウエアを作り続け、バーバリーは1919年には英国王室御用達を授与されました。高品質であることはバーバリーがブランド創立して以来158年も大切に守り続けて来た伝統なのです。
こだわりの製品作り
三陽商会が展開するバーバリー ブルーレーベルでもその伝統や誇りを傷付けないように、品質や縫製などにはかなりこだわりを持って製品作りが行われています。洋服もバッグや小物などのアイテムも、主体となる素材に上質の物を選ぶのはもちろんのこと、ファスナーやつなぎのカン、ボタン、スナップなどの付属の機能パーツもしっかりとした上等な品物を用いているのは製品を手にとった時にすぐわかります。
そして、その品質に釣り合うように、トレンド感を取り入れながらもデザインベースは上品なトラッドを保ち、「ずっと着る・持つ」ことができるのもバーバリーブルーレーベルが女性達に支持されている理由でしょう。見た目のデザインだけではなく、品質の良い服や服飾雑貨は、着ている人のクラス感もアップさせてくれ、好印象を与えるのに一役買ってくれるのです。