バーバリーブルーレーベルの適正年齢
バーバリーブルーレーベルのコンセプト、20歳のオードリー・ヘプバーンやジャクリーン・ケネディなら何を選ぶか、と言うものは有名です。
オードリー・ヘップバーンやジャクリーン・ケネディが憧れの対象だった時代からは離れてきましたから、現在の若い世代の方には分かりにくい部分も多いかと思いますので少し説明いたします。
オードリー・ヘプバーン
オードリー・ヘプバーンはイギリスの女優で、ハリウッド映画の黄金時代に活躍しました。バレエを習っていたこともあり、美しい姿勢とプロポーションは歳を重ねても変わることがありませんでした。彼女は自分に似合うファッションスタイルを理解し貫き続けましたが、その原則は普遍的なものとして、現在でもファッション界へ影響を与え続けています。
ジャクリーン・ケネディ
ジャクリーン・ケネディは「ジャッキー」の愛称で親しまれた、言わずと知れたケネディ大統領夫人です。アメリカ駐日大使としても有名なキャロライン・ケネディ氏の母親でもある彼女は、生涯に渡り波乱と輝きに溢れた人生を送りました。ジョン・F・ケネディ氏の大統領就任と同時に、若いファーストレディの洗練された高いファッションセンスは、世界中の女性たちの注目を集め、そのファッションセンスは高い評価を受けています。
流行と定番を作り出すスタイルの提案
現在打ち出されているコンセプトでは「ヴィンテージテイストとトレンドカジュアルをミックスコーディネーションした、モダンなバーバリースタイルをトータルアイテムで提案、最先端の流行に敏感な20代女性がターゲット」としています。
伝統的な形式に今風のアレンジを加えてのラインアップには、定番デザインの可能性を最大限生かし、トータルコーディネートによって更に魅力的に仕上げることを狙いとしているようです。最近ではバーバリーチェックの使用が少なくなりましたが、無地物の魅力を活かし、英国風スタイルのすっきりかっちりとしたラインで勝負しているように見受けられます。
装飾を抑えたシンプルシルエット
ブルーレーベルは20代を対象年齢としていますが、膝丈ほどのスカートでドレープが抑えられているシルエットのものであれば上品な落ち着きを持ち合わせていますから、年齢を問わず着用可能です。一部にはフリル使いも最近の流行として取り入れていますが、基本的にはシンプルシルエットで装飾を抑えた造りになっています。
シンプルなデザインで上品さを演出
バーバリーチェックを盛んに取り入れていた頃はワンピースやスカートがスクールテイストな雰囲気も持ち合わせていましたので、年齢的にブルーレーベルを着続けることに躊躇する方も中にはいらっしゃったようです。しかし、最近ではあまりチェックを使用せず、柄物でもボーダーくらいでほぼ無地使いになっています。また、一つのアイテムにつき3色以上を取り入れることも少ないので、シックで物静かな印象が演出され、上品さが表現されています。
着こなしによって表情を変化、幅広い年代に着こなせるブルーレーベル
アイテムによっては着こなし方で随分印象も変えられます。例えばプリンセスラインを意識したコーディーネートは意外と年齢を選びませんので、ドレープの多い少女テイストなスカートもタイトなトップスと組み合わせるとエレガントな大人仕様に変身します。このときは、あまり着崩さないと言うのがポイントで、トップスのボタン等はしっかり閉めておきましょう。また、ワンピースなら襟元にボリュームを持たせるとエレガントさが増しますので、スカーフの利用や襟のあるトップスを組み合わせることによって大人の雰囲気を演出することが出来ます。
ブルーレーベルでは若すぎると感じる方は、決して若作りではなく、年相応の着こなしをすることで新たな魅力が引き出せるということを意識すると見方も変わってくるのではないでしょうか。