バーバリーブルーレーベルの公式サイトについて
「BURBERRY BLUE LABEL(バーバリー ブルーレーベル)」の公式サイトは、ホワイトやグレー、ブルーで構成されたシンプルな画面です。「BURBERRY BLACK LABEL(バーバリー ブラックレーベル)」の公式サイトと同じように、商品と各種情報が掲載されています。個別に確認できる商品写真は「ACCESSORIES」カテゴリのストールやバッグのみで、アパレル商品は個別の写真が用意されていません。アパレル商品が確認できるのは、トータルコーディネートの「LOOKS」のみになっています。商品が少なく、情報が少ないので逆に見やすい感じもあります。あくまでも商品情報を掲載し、販売は行わないサイトなので、直接店舗で確認する前の簡単な紹介をするチラシ広告のようなものと考えると良いでしょう。
画面のデザイン自体は、清楚で上品、軽やかで明るいブルーレーベルのブランドイメージを表しているようできれいです。シンプルですが、商品写真の見せ方がある程度凝っているので簡素な感覚はありません。
海外での人気との関係
ブルーレーベルは元々日本国内だけでの販売を目的としていることから、海外ではミステリアスなブランドとして認知されています。海外ではブルーレーベルに関するうわさが飛び交い、日本に来た際に探すブランドとしてネット上でもかなり検索されています。内容を覗いてみると、ネットで検索できるとあってそれほど誤解の多い内容にはなっていません。「三陽商会の日本独自ブランド」「日本人の体形に合わせている」「英国バーバリー製品に比べてグレードが低めでリーズナブル」など、日本人がブルーレーベルに対して持っている知識や認識とあまり変わらないという印象があります。
アジアでも大人気なブルーレーベル
ブルーレーベルはアジアでの人気が高く、偽物もかなり出回っています。2009年には、ブルーレーベルのライセンス契約見直しと共に、アジア市場での販売を検証するための店舗を開くということで英国バーバリー本社からの合意を得ましたが、あくまで日本国内のみのことで日本以外のアジアではブルーレーベルの店舗はオープンされていません。ブルーレーベルは、2015年以降のライセンス契約の存続が難しい状況になっていますし、今後も日本以外のアジアで偽物が増えることも予想されます。
ブルーレーベルの公式サイトに情報が少ない理由
ブルーレーベルの公式サイトは、全体的に英語表記で文字が少なくスタイリッシュな印象がありますが、サイトの隅にリンクがある免責事項まで全て英語表記です。また、2010年から適用されている「販売ルール」にも日本語、英語、中文が用意されています。つまり、この輸出転売対策の販売ルールに関する問題が、サイトの造りにも影響を与えているようです。
ブラックレーベルの公式サイトが個々の商品について詳しく写真を載せているのに対し、ブルーレーベルでは「LOOKS」でしかアパレル商品を確認することが出来ません。また、商品の他の色を確認することも出来ません。利用者にとって使いにくい面が大きいのですが、世界各国から閲覧可能なウェブサイトと言う媒体であることが、サイトの情報を少なくしている理由と考えられます。
しかし、地図まで英語表記となっていることから、日本に直接訪れる外国人の顧客に対しての歓迎の姿勢が伺えます。国外転売目的の大量購入を阻止しながら、外国人消費者に対してのアピールが、このサイトの雰囲気を造り上げているようです。
ブルーレーベルの公式サイトの造りは、世界的な人気を秘めながらも、日本国内のみにしか展開されないブルーレーベルならではの構成と言えます。