バーバリーの母子手帳ケース
バーバリーの母子手帳ケースはブルーレーベルの独自商品で、高い人気がありましたが現在では製造されていません。バーバリーインターナショナルが創設された頃に無くなってしまったようですが、2010年くらいまでは在庫が残っていたので、その頃手にすることが出来た方は本当にラッキーです。
母子手帳ケースの代用品
母子手帳が生まれたのは太平洋戦争直前です。その頃、人口増加を目的として母子保健法が制定され、出産から保育をサポートする環境整備が進められました。1942年には国が主体となって妊産婦手帳制度が作られ、後の母子手帳のもととなります。妊産婦手帳には出産についての知識や、母子の健康管理について記入できるようになっていました。この日本の妊産婦手帳のもととなったのは、ドイツの病院で取り入れられていた母子手帳による妊産婦登録制度で、現在、母子手帳は日本の母子手帳をお手本として新興国を中心に広まっています。しかし、欧州ではドイツは勿論、フランス、オランダなどでしか母子手帳は発行されません。よって、母子手帳ケースの需要がある地域も限られていて、英国バーバリー本社でも母子手帳ケースは製造されていません。
バーバリーでは財布が代用品に
他製品で代用出来そうなものといえばパスポートケースですが、パスポートサイズはB7の128×91なので日本の母子手帳のサイズで一番小さい148×105でも入らない可能性があります。よく、海外ブランドの母子手帳ケースが販売されていますが、大きめで可愛らしいパスポートケースを代用して母子手帳ケースとしているようです。その点で考えてみると、バーバリーのパスポートケースはコンパクトなこととデザインが非常にシックなことから母子手帳ケースとして適していません。
その他、既存のバーバリー製品の中で代用可能なのは大きめの財布です。特に、ラウンドジップのものだと全開が可能で、母子手帳ケースに近い形をしていることから比較的使いやすいかと思われます。また、バーバリーの財布には乗馬騎士マークがあしらわれた伝統的なヘイマーケットチェックを使用したものがあり、縁取りのレザーもカラーバリエーションが豊富で華やかなものがあるので、デザイン的にも満足いくかと思われます。財布のサイズは様々ですので、もし購入すると言う場合はサイズをきちんと確認しましょう。
母子手帳ケースの手作り
母子手帳ケースは市町村によってサイズが違うのですが、日本のものでは一番大きくて210×148なので、母子手帳もそれに合わせたフリーサイズで市販されています。また、手作りすると言う方も多く、オリジナルで好きな生地を使って好きなデザインにすることが出来るというのが魅力です。母子手帳ケースは、母子手帳、ペン、保険証や診察券の収納場所を作らなければならないので、手芸に慣れていない方は大変かもしれませんが、厚紙をベースに布をボンドで貼って作るなど、針や糸を使用しなくても作れる方法があります。インターネットで検索すると母子手帳作成に関して沢山の情報が提供されています。
その中で自分の好きなデザインの作れそうなものがあったらチャレンジしてみても良いのではないでしょうか。バーバリーチェックの生地は手に入りませんが、似たような生地は存在するので、そのような生地を使って手芸を楽しむ方は沢山いらっしゃいます。また、かつて自分が愛用し、もう着なくなったけど手放せないバーバリーチェックのスカートなどをリサイクルしてみると、思い出を残すことも出来ますのでお薦めです。