春先に使えるハイゲージの薄手のものから、真冬使用のローゲージの厚手のものまで種類豊富なカーディガン。インナーとしてレイヤー使いにも大活躍するし、アウターとしても使えるので使い回しのよい定番アイテムとしても有名です。襟もショールカラー、Vネックと着こなしに合わせて選びたいですね。最近では色もよりカラフルになってポップな色も人気です。
カーディガンとは
カーディガンは毛糸で編まれたジャケットの一種のことを指す。1853年クリミア戦争の名将として知られるイギリスのカーディガン伯爵が着用していた短い軍服のジャケットが名前の由来。怪我をした人が着やすいように、保温のための重ね着として着られていたVネックセーターを前開きにして、ボタンで留められるようにしたのが、そのはじまりといわれている。現在はではトレンド感のあるアイテムとして男女ともに広く着用されていて、襟なし袖付きの前開きでボタン留めにするのが一般的なデザイン。そのデザインは着るだけでエレガントな雰囲気を醸し出し、年間通してのマストアイテムとして重宝されている。近年ではこのカーディガンを肩掛けにしたり、腰に巻くなどのカジュアルなコーディネートもお馴染みになっている。どんな服にも対応するブラックやネイビー、グレーなどモノトーンカラーを持っている人も多いが、今季はポップなカラーをまとった差し色として着用出来るカーディガンが人気だ。
カーディガンの種類
カーディガンは襟の形から種類分けされる。今回はVネックとショールカラーの違いをそれぞれ紹介していく。
Vネック
その名の通り、襟型がアルファベットの「V」の字になったデザイン。Vネックは薄手の質感でインナーにすることが多く、名前の由来となっている、カーディガン伯爵が考案したのもこのVネックカーディガンが最初だそう。
ショールカラー
通称「へちまえり」とも呼ばれる襟で、後ろから前にかけて刻み目がなく、ちょうどショール(肩掛け)を掛けたときのように肩から前合わせまでなだらかな線が続いた襟型。首元にボリューム感を出すのでアウターとして着用されることが多い。
3WAYで着よう
アレンジ例の中から最も基本的なカーディガンの差がつく着こなしを伝授。
これさえ覚えれば簡単に着こなしが格上げ出来る。
肩から掛ける!カーディガンを肩から掛けるだけで知的なイメージをプラスしてくれる。今回はシャツの肩掛けに挑戦したが、Tシャツだとよりカジュアルに。
腰にまく!コツは袖部分を前で巻くときに、結び目をどちらか左右にずらすのがポイント。カーディガンのボタンをすべて閉じるとカーディガン自体の収まりがよくなる。
アウターとして着る!ライトアウターとしてさらりと羽織る。全体をダークトーンでまとめ、インナーのボーダーを際立たせたところに注目。メガネをかければ知的なイメージに。
差がつく着こなしテクニック
Vネックカーディガンもインナーのときとアウターのときで微妙に"着こなし"が異なる。
<インナーとして着る>
インナーにするなら
ボタンを留めて着る!
インナーとしてカーディガンを使うなら、前のボタンは留めるのが正解。アウターのフロントを開けば、コーディネートに表情がでて深みが出る。前を閉じると保温性もUP。
<アウターとして着る>
アウターにするなら
ボタンを開けて着る!
アウターとしてカーディガンを使うなら、前を開けた着こなしがオススメ。サイジングも少し大きめを選ぶと全体のバランスが整う。